給食便り

2022年1月の記事一覧

学校給食週間 ご当地献立 ~富山県~

学校給食週間 ご当地献立 ~富山県

  食パン 梨ジャム 豆腐グラタン バターソテー 麦入り野菜スープ 桃シロップ煮

栄養技師の池田さんより

 富山県では、呉羽地区を中心に、盛んに梨が栽培されており、「呉羽梨」という名前で県外内で広く食べられています。ふつう、梨を栽培するときには、梨に袋をかけて虫がついたり、病気にかかったりしないようにします。しかし、呉羽の梨農家は、梨に袋をかけない作り方にこだわっているそうです。これにより、太陽や風などがしっかり実が当たり、すっぱさが少なく、甘くてみずみずしい梨が育ちます。
 また、富山県は全国でも有数の麦の産地でもあります。麦には小麦や大麦などいろいろな種類がありますが、富山県では六条大麦という、麦ご飯に使われる押し麦がたくさん作られています。きょうはスープに取り入れました。プチプチとした食感が特徴です。
 豆腐グラタンは、富山県の学校給食で実際に提供されているレシピを使用しました。ソースにも豆腐を入れてあり、チーズとの相性もばっちりです。具材にはしっかりとした硬さのある木綿豆腐を、ソースにはなめらかな絹豆腐を使用しています。

学校給食週間 1/24~28

キラキラ学校給食週間 1/24~28 家庭科・調理  

今日は、鳥取県の献立です。どんどろけめしと、いもこんなべがご当地メニューになっています。

どんどろけめしは、炒めた豆腐が入った混ぜご飯です。「どんどろけ」とは、「雷」を指す鳥取県の方言です。水分が多い豆腐は、炒めるときに『バリバリ』という音がします。この音が雷に似ていることから、どんどろけめしと名付けられました。実際は炒めた具材をごはんに炊き込みますが、給食ではごはんに混ぜ込んでいます。昔、大豆製品は貴重なたんぱく源であり、ごちそうでした。豆腐ならではのあっさりとしたおいしさが特徴です。

 いもこんなべは、鳥取県の伝統的な煮込み料理です。材料である里芋の「いも」、こんにゃくの「こん」から「いもこんなべ」と名付けられました。しょうゆで味付けされた、根菜を中心とした具材が入っている、寒い冬にぴったりの汁物です。